フェンスをDIYで修理する方法はある?トラブル別の解決策
自宅のフェンスが曲がったり、折れたり、腐食したりした場合、原因によってはDIYで修理が可能です。
ただし、適切な修理方法を知らないと、作業をスムーズに進められません。
また、トラブルの原因によってはそもそもDIYでは修理できない場合もあるので注意しましょう。
今回は、フェンスをDIYで修理する方法をトラブル別にご紹介します。
【トラブル別】フェンスの修理方法
【トラブル別】フェンスの修理方法
フェンスに起きる主なトラブルと、その修理方法についてひとつずつ解説していきます。
1. フェンスの格子が壊れた場合はフェンス本体の取替が必要
アルミなどの金属製フェンスが折れたり曲がったりした場合は、修理ではなくフェンスそのものの交換を考えましょう。
木製なら格子を作って取り替えることも可能ですが、金属製のフェンスは、壊れた一箇所のみ交換することをそもそも想定していません。
設置してから長期間たっている場合、同じ商品であってもマイナーチェンジでサイズが変わっていることも多いので、フェンス全体の交換を求められます。
2. アルミフェンスのサビはサビ落としと再塗装で対処
アルミフェンスの表面にサビが浮いている場合、金属用のサビ落としで丁寧に磨き、サビと塗装を落とした場所を耐候性の高い塗料で塗装しましょう。
塗装をはがした部分をそのままにしておくと、風雨で劣化してさらに腐食が進み、耐久性能が著しく低下してしまいます。
3. 木製フェンスの塗装はげは再塗装で修理可能
木製フェンスの塗装がはげている場合も、再塗装がおすすめです。
金属に比べて、木製のフェンスは塗装がしやすいため、DIYに不慣れな人でも比較的簡単に塗装できるでしょう。
4. 木製フェンスの腐食は小さなものならコーキングなどで埋めて修理できる
木製フェンスは、湿気や害虫の影響で腐食する場合もあります。
腐食の範囲が小さなものであれば、一度フェンスを解体してから腐食箇所を削り、コーキング材で埋めたりサイズをあわせた別の木材を沿わせたりして補強するのが効果的です。
ただし、腐食の範囲が大きい場合は、耐久性が下がっているためフェンスとしての役割を果たせません。折れや曲げなど破損の程度が激しい場合は、金属製のフェンスと同様まるごと交換するのがおすすめです。
条件を満たしていればフェンスの破損に火災保険を適用できる!
条件を満たしていればフェンスの破損に火災保険を適用できる!
住宅用の火災保険は、
*火災
*落雷
*風災・ひょう
*事故
などによる被害を補償してくれます。たとえば、ボヤでフェンスが燃えたり、隣家の住民が誤って自宅のフェンスに車で突っ込み、フェンスが壊れたりした場合、火災保険でフェンスを修理可能です。
ポイントは耐候性の高さ!壊れにくいフェンスの選び方
ポイントは耐候性の高さ!壊れにくいフェンスの選び方
壊れにくいフェンスをお求めの場合は、
*耐候性が高くサビに強い
*頑丈な素材で丈夫
*腐食しづらい
アルミ製のフェンスをおすすめします。
素材別の耐久性の違いや特徴の解説
素材別の耐久性の違いや特徴の解説
フェンスはさまざまな素材を用いて作られ、素材に応じて耐久性や特徴が大きく異なります。
以下では、フェンスの材料によく用いられる「木材」「アルミ」「ステンレス」の3つの素材に焦点を当てて、それぞれの魅力や欠点についてご紹介します。
・木製フェンスは金属製のものに比べ耐久力が低い
木製フェンスは、金属製のものと比べると耐久性が低くなります。
木材は、一般的に水に弱く、雨に曝されることで腐食します。
また、氷も木材の弱点であり、気温が低い地域では、劣化が早まります。
木製フェンスは、塗装や防腐処理などを施すことで耐久力を高めることが可能です。
また使用する木材の種類もフェンスの寿命に大きく関係します。
例えば、鉄木と呼ばれる木材は、とても耐久性が高く、耐久寿命は20年以上といわれています。
そのため、鉄木の木材で作られたフェンスであれば、鉄性フェンスに引けを取らない耐久性が期待できるでしょう。
木材には金属製にはない風味や味わいがあり人気ですが素材によって耐久性が大きく変わるので取り扱いには注意が必要です。
・アルミフェンスは耐久性は高いが、潮風に弱い
アルミは、軽くて耐久性に優れた素材です。そのため、自然災害などの強い力が加わらない限りは壊れにくいことが特徴です。
ただし、潮風には弱く、海の近くでは耐久性が弱まることがあるので設置する地域によってはあまり適さない場合があります。
・ステンレスフェンスは錆びにくく耐久力が優れている
ステンレスフェンスは、金属の弱点である錆びやすさを解消したフェンスであり、潮風に曝されても劣化しにくいのが魅力です。
また、スチールでできているため、比較的頑丈で、強い風にもしっかり耐えてくれます。20年以上の耐久年数が期待できるでしょう。
ただし、ステンレスはほかの素材に比べ少し高価なため、外構全体にステンレスを使用すると費用がかさみます。
小さな破損はDIYで修理可能!フェンス選びでは壊れにくさも重視しよう
小さな破損はDIYで修理可能!フェンス選びでは壊れにくさも重視しよう
ちょっとしたサビや破損、腐食であれば、DIYで修理可能です。
しかし、大きなトラブルになると、補修では対処できません。
壊れたフェンスを交換するなら、耐久性や耐候性の高いアルミ製や人工木製のフェンスを選びましょう。