鋳物フェンスってなに？三協アルミのファンセルシリーズとともに解説！！

みなさんこんにちは。キロ工事専門店の富田です。

今日は三協アルミの鋳物フェンスについてご説明いたします。

題して

鋳物フェンスならコレを選べ！三協アルミのファンセルシリーズ

です。

まずみなさん鋳物ってご存知ですか？あまり聞かない言葉ですよね。

私もエクステリア業界に入るまでなかなか耳慣れない言葉でした。

エクステリア商品、特にフェンスや門扉などのアルミ製品には大きく分けて「形材」と呼ばれるものと「鋳物」と呼ばれるものがあります。

もともと同じアルミニウムから出来ているのですが、それぞれ製造方法が異なります。

アルミ形材は液状になっているアルミニウムに色々加えたものをくりぬいた金型の中を通すように押し出します。

そのため、アルミ形材のフェンスや門扉は比較的軽いものがおおいです。

また大量生産に時間がかからないため安価なのも特徴です。

しかし、その製造過程から複雑な形の型枠を作ることは出来ず、それこそ押し出すという表現のように直線になることが多いため、曲線を描くデザイン性の高いものは製造ができないんです。

一方でアルミ鋳物は同じように液状になっているアルミニウムを鋳型に流し込んで固めるため、中身の密度をアルミ形材と比べると全く違うのがわかります。

アルミ形材の断面はこのようになっているのに比べ、アルミ鋳物は樹木をイメージしていただければわかると思いますが、中までアルミがぎしり詰まっています。

そのため非常に重いという点、生産するのに時間がかかるため価格がアルミ形材のものに比べて高くなりやすい点に違いが出てきます。

当然一般的に選ばれるのは自然と、安価なアルミ形材のフェンスになっていきがちなのですが、やはりアルミ鋳物のフェンスにはアルミ形材では出せない「趣き」が存在すると私は思います。

前置きが長くなりましたが、三協アルミのフェンスの中でもオススメのアルミ鋳物フェンス、ファンセルについて上記のアルミ形材との違いにも触れながらご紹介いたします。

【カラーバリエーション】

ブラックの１択のみです。

アルミ形材とは色の質感が若干異なりますね。

アルミ鋳物は表面がザラッとしており、アルミ形材は表面がツルッとしているのでそれが色合いに出るようです。

【サイズバリエーション】

横幅は全て１０００ｍｍとなっています。

ほとんどのアルミ形材フェンスが約２０００mmであることを考えると、少し小さくなっていますね。

これはやはり重量の問題があるからだと思います。

もし形材フェンスと同じ横幅だとすると、工事をする際にも施工する職人がそれこそ二人がかりで四苦八苦して取り付けることになります。

また柱自体もおそらく１０００mmを支えるので精一杯でしょうし、万が一フェンスが倒れてしまったら、通行人などにケガを負わせてしまうかもしれません。

それこそ形材フェンスの比ではない重量なので・・・

なので、高さも形材フェンスの設定より控えめです。

高いものでも８００mmまでとなっています。

目的としても家をオシャレに見せるのが目的であり、次に防犯性という面がきますね。

目隠しとしての効果はあまり見込めないと思っていただいたほうがいいでしょう。

【デザイン】

ファンセルシリーズは全部で５種類のデザインがあります。

なぜか１型～５型ではなくところどころ飛び飛びですが、おそらく人気がなくてなくなったタイプのデザインがあるのではないでしょうか。

真相はわかりません。

［１型］

上の部分がアール状になっており、アルミ形材のフェンスとはこれだけで一線を画します。

全体的にはラチス格子を元としており、中央にエンブレムや上部に植物の蔓のようなデザインがちりばめられています。

アルミ鋳物にしか出せないデザインですね。

高さは４００㎜、６００㎜、８００㎜の３種となります。

［５型］

１型の次は５型です。上部に剣先のようなデザインが施されており、剣先のアールがそのまま上部フレームとなります。

かなりオシャレで私は一番気に入っていますね。

高さは４００㎜、６００㎜、８００㎜の３種となります。

［６型］

こちらは５型の上部の剣先モチーフのままデザインを変えたものです。

５型のやわらかい印象と比べるとカチッとした厳格なイメージですね。

高さは４００㎜、６００㎜、８００㎜の３種となります。

［７型］

これまでの５型、６型と同じく格子の一本一本に剣先がついています。

それぞれをロープのようなデザインでつないでいるのがより重厚感を漂わせています。

下部のデザインもそれぞれ変わっていますのでご注目下さい。

高さは４００㎜、６００㎜、８００㎜の３種となります。

［８型］

上部を全体的にアールに、フェンス一枚あたりの中央部が剣先となっているこのデザインがオシャレですね。

連結して施工すると波を打っているような上部のアールが魅力です。

高さはこちらのみ６００㎜、８００㎜の２種となります。

この５種類に共通して言えるのは、やはり「ヨーロッパ風」ということではないでしょうか。

アルミ形材と違い鋳物はヨーロピアン調の住宅に合うといえそうですね。

まとめ

鋳物フェンス「ファンセル」についてご説明させて頂きました。

ネットショップキロフェンス専門店では他にも数多くのフェンスを取り揃えています。

お見積り自体はサイト内で概算はわかりますし、現地調査も無料で承っています。

概算見積りは敷地条件等を入力していくだけで簡単に出ますので一度お試し頂くとわかりやすいかと思います。

それではみなさんよいガーデンライフを。